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2022.01.19

空きマンション増加中。相続した親のマンションが抱えるリスク

都市部を中心ににわかにマンションの空き家問題がクローズアップされ始めています。

マンションといえば、大阪・兵庫・京都の比較的人口の多いエリアに多数ある建物。人も物件も流通しやすいはずなのに、マンションが空き家になってしまうのはなぜでしょうか?

今回は、他人ごとではない京阪神のマンションの空き家リスクについてご紹介します。

マンションの資産価値を検討しよう

京阪神にはマンションが多数立ち並んでいます。昭和40年代の第一次マンションブームで大量に建てられた大型の共同住宅から、憧れの高級マンションまで、タイプは実にさまざま。「実家がマンション」という人も少なくないと思います。

近年は築年数の古い築30年~50年のマンションが増えてきました。人口の減少に伴い、老朽化した建物の中には空き家が目立つ物件もあります。

「親のマンションを相続したけれども、そのまま放置している」という方。今、少し立ち止まって、マンションの10年後、20年後を見据えた空き家対策を考えたほうが良いかもしれません。

マンションの活用を考えるとき、まず一番に検討すべきはその資産価値です。相続したマンションの今の資産価値もさることながら、数年後の資産価値も頭に入れて空室マンション問題の対策を行うことが大切です。

マンションの資産価値を決める三大ポイントは築年数・便利性・管理状態。下記にご説明いたします。


築年数

築年数が古くなるにつれ物件の流通が悪くなり、資産価値も下がる傾向にあります。古くなれば建物のあちらこちらに不具合が出てきます。そのため、修繕や修理費がかさむことも敬遠される一つの原因です。

他に大きな魅力がある場合は、古くても価格が落ちない場合もあります。たとえば、立地が非常によい場合や建物の質・管理が素晴らしいなどです。


便利性

スーパーに近い、駅に近い、学校に近いなど、生活に便利な場所にある物件。需要が高く、資産価値が期待できます。

古築のマンションが便利なエリアにある場合も珍しくありません。そうした物件は築年数を問わずに活用しやすいといえるでしょう。逆に、便利でも治安が悪く、犯罪率が高い場合は敬遠され、資産価値も下がります。


物件の管理状態

マンションには管理人や管理組合がつきものです。きちんと管理されている物件は、共有部分にも手入れが行き届き、快適で暮らしやすい環境を維持してくれます。逆に管理が悪い物件は資産価値も下がりやすく、賃貸や売買などの際にも悪い印象を与えます。

マンション相続のデメリットとは?

資産価値の高いマンションを相続した場合は、売買でも賃貸でもすぐに有効活用ができるでしょう。しかし、相続したマンションが古く、不便な場所にある場合は、なかなか思うようにいかないかもしれません。

「そのままでも大丈夫」とお考えの場合は、少しリスクを整理してみましょう。まず、マンションの維持には固定費用がかかります。空き家でも、所有者は管理費修繕積立金共益費などを支払う義務がありますし、大きな補修工事などがある場合は、別途まとまった費用が請求されることもあります。

マンションは築年数が古くなれば古くなるほどメンテナンスに費用がかかります。空き家が増えれば所有者不明の物件も徐々に増えていく恐れが。そうなると、管理費や積立金の負担割合が増えることもあります。また、中には、建物を維持するために、賃貸料を上回る高額の管理費や修繕積立金を課す物件もあります。

所有者の義務は、こうした固定費の支払いだけではありません。管理組合で決定された決まり事や役割があれば、所有者が責任をもって義務を果たさなくてはなりません。

他人ごとではない空きマンション対策。早めに資産化プランを検討しよう

京阪神のマンションの空き家問題は決して他人ごとではありません。共同住宅ならではのリスクが常に付きまといます。マンション内の空室が目立ち始めてからあわてて活用を考えるのではなく、まだ流通が見込めるうちにしっかりと資産化を計画することをお勧めします。

空き家をゆずってください.comは、京阪神の地元密着型の空き家サービスです。

不動産のプロ、登記のプロ、税務のプロが一丸となって、空き家活用を応援しています。大阪府内、兵庫県南部、京都市内周辺などに空き家をお持ちの場合は、ぜひ一度、私どもにご相談ください。

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