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2021.12.09

空き家オーナーのための空き家・空き土地資産化アイデア

年々深刻化する日本の空き家問題。親の住んでいた空き家を相続したものの、うまく活用できずに放置したまま…ということはありませんか? 今回は、空き家のメンテナンスや処分、活用にお悩みの方に、現在、注目されている空き家活用のアイデアをご紹介します。空き家を自分で活用してビジネスチャンスにするもよし、空き家のプロに売却して手堅く現金化するもよし、自分にあった資産化のスタイルを考えてみましょう。

空き家は活用次第で資産にも負債にもなる

日本全国に約370万戸あるとされる空き家。今も刻々と空き家が増え続けている原因は大きく二つあると言われています。まず一つ目の原因は、問題が指摘され始めて久しい少子高齢化です。年々増加し続ける空き家の数と反比例するように、日本の人口は2008年をピークに減少し続けています。

二つ目は根強い新築住宅へのこだわりの強さ。「新しく家を購入するなら新築物件を」という人が多いため、新築物件が続々建てられていきます。一方、活用しなくなった老朽化した中古物件の解体数が少なく、空き家として放置されることが少なくありません。どうにかしなくてはいけないとわかっていても、親から受け継いだ不動産を取り壊すのに抵抗があったり、解体費用やリフォーム費用を考えて二の足を踏んだり、ということもあるでしょう。

しかし、適切な管理せずに空き家を放置すると、建物が倒壊したり、火事や不審火、不法投棄など被害にあったりなど、思わぬ災難に合ってしまう恐れが高まります。また、老朽化が進めば進むほど、売却や賃貸活用などで資産化するのが難しくなるのも事実です。このまま空き家を放置していても、事態は好転するどころか、大きな負の財産に転じてしまいかねません。空き家の活用次第では、家族や社会に役立つ有効資産へと変えることができますので、ぜひ、重い腰を上げて、空き家を資産化する方法を検討してみましょう。

空き家を活用するヒント

空き家を活用するには売却する、賃貸物件として貸し出す、自分のビジネスの拠点とする、などが考えられます。下記に今注目されている空き家の活用アイデアをあげてみました。


■デイサービスなどの高齢者施設として活用する

日本は65歳以上の高齢者が国民の約28%を占める世界一の高齢者大国です。今後ますます高齢化が見込まれ、それに伴ってデイケアなどの高齢者向けサービスのニーズがより高まると思われます。こうした高齢者向けの施設として空き家を使用するケースが徐々に進み始めています。空き家のオーナー自らデイサービスのビジネスを始める場合もありますが、デイサービス業者に賃貸に出したり、売却したりすることが多いようです。

■民泊として活用する

一時滞在者を受け入れる短期宿泊施設として空き家を活用する例も多くみられます。海外からの旅行者だけでなく、日本国内の旅行者にも気兼ねなくゆっくりと滞在できる民泊のファンは少なくありません。ただし、民泊の運営には、掃除や顧客の管理などの業務が発生しますので、自分で管理する場合は、全くの手放しとはいきません。管理が難しい場合は、民泊運用代行業者などに有料で管理や運営を委託することもできます。


■公的サービスの拠点とする

地域のコミュニティー活動の公益的活動の拠点として、空き家を活用する場合、地方自治体からリフォーム費用や改修工事の費用として補助金がもらえる可能性があります。ただし、なにが公益的活動と見なされるのかなど、補助金の対象とされる条件は、各自治体によって異なりますので、まずは該当の補助金が活用できるかどうかを自治体に問い合わせてみましょう。

補助金の例


■個性的な賃貸住宅として活用する

空き家を賃貸住宅として活用する場合、古い物件であっても、何か特色のある物件としてアピールできれば、借り手がつきやすい場合もあります。複数人での共同生活を許可するシェアハウスや屋内を借り手が自由にリノベーションできるDIY用ハウス、蔵書の多い家では、書斎の本を自由に見ることができる読書家ハウス、庭が広い場合は自家農園ハウスなど、家の特色を生かして賃貸を募る方法もあります。

手間や費用をなるべくかけたくない人は信頼できる業者に売却を

空き家活用は、空き家のオーナーにとっても地域住民にとっても非常に有益ですが、まとまったリフォーム費用が必要になったり、ビジネスの運営に人材や資金、時間が必要になったりなど、自分で空き家活用に積極的にかかわることができる人に向いています。

しかし、現実的には、自分で運用するのが難しかったり、お住まいが空き家の所在地から遠く、管理や運用が困難だったりすることも多いでしょう。そうした場合は、やはり空き家活用に強い不動産業者に売却し、なるべく早く資産化することをお勧めします。不動産業者に買い取ってもらう、不動産業者に売買の仲介をしてもらうなど、自分に合ったスタイルで依頼してみましょう。空き家の売買経験が豊富な業者なら、リフォームを施してから売却する方がよいのか、現状のまま売却をするほうがよいのかなど、その人それぞれの希望や事情を考慮した売却方法を提案してくれるはずです。

不動産業者を選ぶ場合は、売却したい空き家の近くにある地元の業者を選びましょう。また、相続や不動産売買に詳しい税理士や司法書士との提携があったり、リフォーム等の相談もできたりなど、売却に関する諸問題を一括で請け負えるところであれば、安心して大切な空き家の資産化を任せられるはずです。

空き家を譲ってください.comは、京阪神エリアに特化した地元密着型の空き家専門サポートサービスです。不動産のプロ、登記のプロ、税務のプロが一丸となって、空き家活用を応援しています。大阪市内や北摂地域(高槻、豊中、吹田、摂津、池田市、箕面市、茨木市)、神戸市内、阪神(西宮、芦屋、伊丹、尼崎、川西、宝塚)、京都市内に空き家をお持ちの場合は、ぜひ一度、私どもにご相談ください。

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